LED-ZEPPELIN - CELEBRATION DAY2007

2012.11.23 Friday

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    久々のレッドツェッペリンライブDVDが発売されました。
    私は、この久々のDVD発売日を待ち望んでいました。
    実は私、高校1年のある日から現在までレッドツェッペリン命でして、それ以前にもそれ以後にもツェッペリンを越えるバンド、アーティストは私的には存在しません。
    当然ジミーページを越えるギタリストはいないし、ロバートプラントを越えるボーカリストはいないし、ジョンポールジョーンズを越えるベーシスト、オルガニストはいないし、ジョンボーナムを越えるドラマーはいません。
    そして、このライブ映像を見ていてジェイソンボーナムのドラムの音色に思わず見入ってしまいました。まるで、あの頃の父、ジョンボーナムのドラムと見間違うほど。
    そして、何よりも「レッドツェッペリン同窓会」的なライブではなく、とっくに60歳を過ぎた3人とジェイソンボーナムが、全くの現役レッドツェッペリンとしてステージ上に存在している、その姿に涙が出そうに感動してしまいました。
    多くの曲が、ボーカルのロバートプラントの事情だと思うのですが二度、音程を下げての演奏となっていて違和感がなかった訳ではないのですが、かえってロバートプラントの低音部の声の艶に色気があって、ゾクゾクしてしまいました。
    高校時代、本当に偶然だったのですが、レッドツェッペリンのレコードを始めて聴いた瞬間まで、私はビートルズの大ファンだったのですが、ひと声ロバートプラントの声と、ジミーペイジのギターの音色を耳にしたその瞬間から「何、これ?」と全身に電流が流れたようにレッドツェッペリンに痺れてしまって、現在に至っています。
    もちろん、ジミヘンドリックス・ジェフベック、エリッククラプトン・・・・・ほか、尊敬するギタープレイヤーなども多数いますし、日本の歌手やアイドルでも大好きな人や大好きな曲は次々に現れますが、やはり私的にはジミーペイジのレスポールスタンダードのメローでラフなサウンドを越えることができる人は未だ存在しません。ジミーペイジのギターについて酷評をされる方がよくおられますが、あのサウンドは他の誰にも真似のできない美的センスだと私は感じています。チューニングの狂いやラフなチョーキングやミスフレットなんて全く問題にもならない美しさがそこにはあると私は感じています。
    ベートーヴェンやショパンでさえ、私の中では絶対にツェッペリンサウンドを越えられない。
    高校時代、大学時代、2度のレッドツェッペリンの大阪公演を前から何列目かの座席で見て、あまりの大音響で数日間耳が聞こえなくなったのが、つい数年前の事のように思い出されるこのライブDVD。
    忙しい日々の中でも音楽を大切にしたいとあらためて感じるひと時でした。
    LED ZEPPELINと言われても「それ何?」という人も多いとは思いながらも、突然私的な話題ですみません。
    もし、このブログをご覧になられて、LED-ZEPPELIN - CELEBRATIONを購入されてご覧になられて私と同じ感動を共有できることは保証の限りではありませんので、あしからず。
    40年間、落ち込んだ時、つらい時、ご機嫌な時、人生の節目節目で、レッドツェッペリンを心の支えに生きてきた人間の勝手な独り言と思って聞き流して頂ければと思います。
    長らくアンプを使ってギターを弾いていません。最近ピアノの鍵盤に触れる機会もめっきり減ってしまいました。
    久々にギターを弾いてみたい、ベースを弾いてみたい、ピアノを弾いてみたいという衝動にかられた一日でした。
    さてさて、昨日、今日と大量の買い取り、引き取り荷物の整理に追われて、店も倉庫もとんでもない状態になっています。明日も一日荷物の仕分けと片づけで終わりそうですが、早く新着商品をアップしなくては・・・・。
    「ブログの画像が楽しみ」という声を頂いているのに、今日も画像なしのブログでごめんなさいね

    仕入れ

    2012.11.20 Tuesday

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      古物(アンティーク品)の仕入れは、簡単ではありません。
      仕入れには様々な方法がありますが、
      「ウブ出し」と呼ばれる仕入れが最もダイレクトな仕入れ方法です。
      旧家や老舗を回って古物を売ってもらう交渉をして、品物を買わせてもらうのです。その場で買わせてもらえるということは滅多になく、交渉したお宅で、大掃除、引越し、遺品整理、家屋解体、商店廃業などの機会があった際に連絡を頂き、買い取りに伺います。旧家や老舗には、多くのウブ出し屋が名刺やビラを持って訪問しているので、ライバルも多く、そんなに簡単に買い取り交渉が成立するものではありません。また、買い取り交渉が成立した場合、家屋や物置の片づけ、ゴミの処分、不用品の無料引き取り・・・などなど、買いたい品だけを買って帰るという訳ではなく、依頼主の要望に応じてケースバイケース、色々な展開があります。
      私も1か月以上通ったお宅も何軒かありますし、急ぎの片づけで一日に3往復したこともありますし、本当に色々なケースがあり、依頼主様の要望に応じて臨機応変に丁寧に対応させて頂いています。
      大きなウブ出しがあると買い取り荷物や処分品の一時保管で、店舗も倉庫も庭までもがブルーシートの山で飽和状態になることも珍しくありません。
      専門外の品物は業者市場に出品したり、ゴミはスクラップ業者や古紙回収業者に持ち込んだり・・・・経費と労力はかなりのものです。
      基本、人件費や燃料代は無料、家電回収、エアコンの取り外しや古新聞古雑誌アルミ缶の回収などもすべて無料サービス、さらに買い取り可能な品は適正価格で買い取っていますので、場合によっては経費を差し引くと、ほとんどボランティアみたいな状態になることがよくあります。
      当然、合板造りの現代家具や、大量生産品の現代食器、テレビ、冷蔵庫など、業者市場にも搬入できず、産業廃棄物として有料ゴミ処理をしなくてはいけないような品は、引き取りをお断りさせて頂く品もあります。
       次に、一般的な仕入れ方法は、業者市場(営業許可を持っている業者だけが入場できる競り市)で仕入れる方法です。
      この市場には先ほど書いた「ウブ出し屋さん」などの同業者が大量の荷物を搬入し、会主がその荷物を順番に競る、いわゆる業者オークションです。
      この市場で自分が気に入った商品を自分が見込んだ価格内で競り落とすのはまたまた非常に難しいことです。狙っている品は皆同じで、良い物は高値になってしまいます。「どうしても欲しい」と、意地になって競ると、とんでもない高値になってしまうことがあります。
      また、よく気を付けて見ていないと、「不思議と安く落とせた」と思ってあとでよく見ると虫食いや部品欠損や新物(古く見せているが新しい物)など、売り物にならない物だったという落とし穴もよくある話です。
      市場の売り買いは自己責任ですし、一切文句なしのノークレームノーリターンです。偽物をつかまされるのも、傷物を買わされるのも、全部自己責任です。
       他の仕入れ方法として、解体業者や、ゴミ回収業者などから古物を買い取ることもありますが、滅多に良い品を安く仕入れることはできません。なぜなら、解体業者やゴミ回収業者もそれなりに見る目がある人が多く、これはと思う品は、直接自分で業者市場に持ち込んだりネットオークションに出品したりする人が多いためです。

      人は老い、家屋は経年劣化し、世代が変わり、旧家、老舗、旧い商店がある日突然解体されて行きます。
      そして捨てられるべきでない貴重な家具、道具やアンティーク品が人知れずどんどんゴミになっているのが現実です。
      そのうち明治、大正、昭和の頃のアンティーク品もだんだん仕入れが困難になる日がやってくるのだと思っています。
      古き良き時代の味のある品々や、懐かしい品々を、不要になった人から必要とする人にバトンタッチすることが、私たち道具屋の使命だと思って、日々泥だらけ埃だらけになって働いています。
      古い物が好きだから続けられる仕事だと思います。
      古い物、美しい物、懐かしい物、珍しい物との出会いに心惹かれるからこそ続けられる仕事だと思います。

      紅葉が美しい季節

      2012.11.16 Friday

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        時遊館の東側には雑木林の森があり、森のナラの木々は今、美しい紅葉です。
        つい先日まで、いつになったら秋が来るのだろうと思うほど暑い日々が続いていて、森の木々もいつまでも夏の景色だったのですが、11月に入り一気にストーブなしでは過ごせない季節に、そして木々たちも美しく紅葉してきました。
        でも紅葉しているのも束の間、もう来週には木枯らしに落ち葉をさらわれ落葉し、幹だけになった木々が厳寒の風雪に曝されるのでしょう。
        近年、本当に春と秋が短くなって、夏が過ぎたらすぐに冬、そしてまたすぐに夏、みたいな感じですよね。世界的な気象異常なのかもわかりませんが、なんか悲しくなります。
        森のナラの木の紅葉、そして庭のモミジの真紅の紅葉があまりに美しかったのでシャッターを切りました。夜、犬の散歩に出かけたら、星空がいつになく美しかったのでまたシャッターを切ったのですが、残念ながら小さなデジカメでは星空撮影は無理でした。
        昔、カメラに凝っていた頃には一眼レフや望遠レンズなど機材を次々に揃えたものでしたが、ここ数年、家族写真も、商品画像もポケットに入る小さなデジカメ一台で、すべて間に合わせています。小さなデジカメで撮影した信楽の秋の風景をアップしました。

        郵便ポストの移動

        2012.11.04 Sunday

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          これまでガレージスペースに鎮座していた郵便ポストを、必要に迫られピンクの洋館小屋の前に移動しました。文に書くとただそれだけのことなのですが、朝の一時間ほどで、一日分のエネルギーを使い果たしてしまったような感じで、手首、腕、肩、背中、腰・・・体全体が筋肉痛と関節痛で、もうヨレヨレです。
          今日予定していた、新着商品のアップはちょっと延期させて下さい。
          このポストは、昭和30年製の一号ポストです。
          石もついていて、ポストと石の重量を合わせると200?以上。鉄の塊と大きな御影石ですから、ちょっとやそっとでは動きもしません。
          家内に、石の下にバールを挟み込んでもらいながら、ポストを抱きかかえて、右に左に僅かに傾けながら5?、10?と少しずつ転がして、12メートルほどの距離を1時間かけて移動しました。


          帽子をかぶったような愛嬌のある可愛いスタイルで、1号ポストはファンも多く、譲ってほしい、売ってほしいという問い合わせも時々あるのですが、私も好きで置いているのと、値段が合わないこともあってお断りしてきました。
          今後も、当店のシンボルとして、この場所に居続けると思います。

          ポストファンは結構多くおられるようで、私の知っている範囲でも自宅や店舗にポストを幾つも持っている方が何人もおられます。
          ただ、現在、入手は非常に困難です。
          だいぶ昔に、北海道や九州で、ポストの払い下げがあって、今個人で所有されているポストの多くは、その頃の払い下げ品だと聞きます。
          稀に、昔、私設郵便局を開業されてたお宅で、廃業記念にポストを廃棄せずに残していたものが、家屋解体の際に出てきたなんていう話も聞きますが。

          私もポストが好きで、いろんなタイプのポストを何台か所有していますが、そのほとんどが北海道からやってきた物です。
          以前、郵便局でポストを廃棄処分する際、スクラップ業者が、その場で帽子の部分を叩き割って、証拠写真を撮った上でスクラップにする場面に遭遇したことがあります。また、ある時には、郵便局の裏口に廃棄ポストが何台か転がっていたので、局長さんに交渉したのですが、答えは「絶対に無理」ということでした。
          数年前、各地でポストの盗難が相次いだこともあってか、オークションでポストが出品された際にも、郵政監察局から入手経路などの問い合わせがくることがよくあるそうです。
          それと、個人で郵便ポストを所有する際、公道に面した位置にポストを置くことは法律で禁じられていると聞きます。知らない人が間違って郵便物を入れると大変ですから、当然のことでしょうね。

          今日は、郵便ポストの話一色になってしまいましたが、ポストを抱きかかえながら、5センチ、10センチずつ左右にずらして12メートル移動させている時に何度も思い描いたことは、「お相撲さんと組み合うと、こんな感じなのかな?」ということでした。お相撲さんの体重は重量級の横綱になると200?を越えていますから、ちょうど、こんな感じなのかなあ?とあらためてお相撲さんの体重ってすごいんだ、と何度も思いながら、それにしても疲れました。
          今日はヘトヘトです。
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